日本人英語学習者が苦労するパートには共通点があります。
それは英語にあって日本語にない文法です。有名なので言えばaとthe。これには日本人1億人全員が苦しめられているはずです。
ネイティブの人たちはこれらを感覚で理解し考えずに操ることができますが、第二言語で学ぶ我々にとっては母国語には存在すらしない概念や構造を理屈で理解し、頭の中でそのイメージを作り上げ、使いこなせるまでひたすら練習する。。。。大変ですよね笑
今回紹介するのはその日本語にはない文法、単語の単数形/複数形です。
単数とか複数という概念はそれほど複雑ではありませんが、単数と複数で意味が異なるというこれまた地獄が待っています。これに関しては一つ一つ覚えていくしかありません。
それではその第一歩として、take note / take a note / take notes を見ていきましょう!
目次
take noteの意味
まずはtake note、単数形の方から。
pay attention toやnotice と同じ意味になります。何かを心に留めておくため、覚えておくために注意深く見る/聞くという感じです。
take not of 〜 で「〜を留意する/気付く」になります。
The world is starting to take note of his talent as a singer.
世界が歌手としての彼の才能に気付き始めた。
I thought you would definitely take note of me if I wore a new jacket but you didn’t.
新しいジャケット着て行ったら絶対気付いてくれると思ったのに、気付かなかったね。
take a noteの意味
例えば何か情報を得たときにそれを忘れないために、紙や付箋にメモすることを言います。これも take a note ofで「〜をメモする」になります。また、about やonを使って「〜についてメモをする」でも大丈夫です。
Don’t forget to take a note of my address and phone number.
私の住所と電話番号メモするの忘れないでね。
take notesの意味
最後です!
「ん、さっきの take a note と何が違うの?」ってなりますよね。違いは書く量にあります。
メモを取る(take a note)、というのは例えば「明日10時に会議、資料Bを持ってくる、30分で終わる」という感じの最小限の情報量です。
それに対しノートを取る(take notes)は、授業で黒板に書かれていることを書き写したりするなど多くの情報をノートに書き写すというニュアンスがあります。
take a noteと同様に、of/on/aboutどれも使えます。
I slept through the entire class. I didn’t take any notes.
授業中ずっと寝てたから何もノート取ってないわ。
SUITSに出てきたtake notes
シーズン1のエピソード1でレイチェルが出勤初日のマイクに会社の説明をするシーンです。
レイチェル:Take notes. I’m not going to repeat myself.
ノートを取りなさい。一回しか言わないわよ。
出典:SUITS Season 1 Episode 1
(00:00 〜 00:35辺りの一連の流れをご覧ください。take notesは00:30に出てきます。)
英語の上達にはとにかくアウトプットが重要
今回解説した take note、take a note、take notes、あなたならどんな例文を作りますか?オリジナルの例文を作ってみましょう。そしてそれを日常会話で使いこなせれば、もう自分のものですね。
英語を話す環境は自分で作ることが何よりも重要です。
Put yourself in an English speaking environment.
(英語を話す環境に身を置く)
中学・高校生であれば、学校のネイティブの先生がいると思いますので、話しかけてみる。大学生であれば留学生と仲良くなってみる。
それでも「英語を話す人が周りにいない」ということもあると思います。そんな時にはオンライン英会話をおすすめします。今はネットでいつどこにいてもコミュニケーションが取れる時代です。私が厳選した7つの有名オンライン英会話について解説しています。参考にしてみてください!
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