「終える、終わる」を英語で?と聞かれたらまず出てくるのがfinishでしょう。英語学習者でなくても知っていますよね。
ところでdoneという単語を代わりに使ったことはありますか?
あまり使えていない人が多い印象なのですが、実はネイティブはfinishと同じくらいdoneを頻繁に使います。
今回はそんな便利なdoneの形容詞的な用法を紹介します。
done withの意味
doneというのは元々doの過去分詞です(do-did-done)。
“I’ve done my homework.” (宿題を終えた)という風に学校などでは習うと思います。
もちろん過去分詞としても使われますが、実際にはネイティブの人たちがdoneを形容詞として使うことも多いです。
人 + be動詞 + done with 〜 で 誰々が〜を終えた
物事 + be動詞 + done with 〜 で 何々が終わった
人と物事、両方主語にとれるのが特徴です。
さらに!done withにはただ「物事を終える/が終わる」だけでなく「関係を断つ」という意味もあります。
人や物事との関わりを持つのをやめて、もうその人や物事について考えなくていい、という様なニュアンスです。
注意したいのはdoneがすでに「終わった」という意味なのでbe動詞は現在形を使います。
I’m done with my homework.
宿題終わった。
When will you be done with your work?
仕事いつ終わるの?
I’m done with that guy.
あの男とは縁を切った。
海外ドラマに出てきたdone with
13 Reasons Why でdone withが使われているシーンを見つけました。主人公のハナが自殺してから1週間後の教室のシーンです。先生がそのことについて話し始めた時、Prattersという男子生徒がもうこの話は終わりにしませんか?と先生に言います。

出典:13 Reasons Why Netflix
男子生徒:Ms. Bradley, is it possible we could be done with all this? I mean, it’s been over a week. Isn’t it healthy to, like, move on?
先生、この件についてはもう終わりにしませんか?もう1週間経ってるんだから前に進んだ方が健全なんじゃないですか?
(みんながざわざわ話し始める)
先生:Okay, everyone, thank you.
はいみんな静かにして。ありがとう。
男子生徒:Seriously, I know, it’s tragic, but I don’t want to keep being reminded all the time. It’s depressing.
悲惨ことなのは分かりますけど、それについて思い出したくないんです。憂鬱になります。
先生:We’re never done with it, Mr. Pratters, which is why it’s important to know the signs that someone you care for might need help.
このことは一生終わりになんかできません。だから誰か助けを求めている人のサインを知ることが重要なのです。
出典:13 Reasons Why Season 1 Episode 1
このシーンに出てくるdone withの使い方は「関係を断つ」ですね。もう関わらない、考えないということです。
英語の上達にはとにかくアウトプットが重要
今回解説した done with、あなたならどんな例文を作りますか?オリジナルの例文を作ってみましょう。そしてそれを日常会話で使いこなせれば、もう自分のものですね。
英語を話す環境は自分で作ることが何よりも重要です。
Put yourself in an English speaking environment.
(英語を話す環境に身を置く)
中学・高校生であれば、学校のネイティブの先生がいると思いますので、話しかけてみる。大学生であれば留学生と仲良くなってみる。
それでも「英語を話す人が周りにいない」ということもあると思います。そんな時にはオンライン英会話をおすすめします。今はネットでいつどこにいてもコミュニケーションが取れる時代です。私が厳選した7つの有名オンライン英会話について解説しています。参考にしてみてください!
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