今回紹介するイディオムは cut to the chase です。
イディオムの中には見ただけで意味を推測できるものもありますが、これは難しいですよね。早速意味と使い方を確認していきましょう。
cut to the chaseの意味
このイディオムには面白い由来があります。
chaseというのはご存知の通り「追いかける」、「追跡」という意味です。
アメリカのアクション映画ではクライマックスに追跡シーンがあることが多く、「細かいストーリーは無視して早く追跡シーンを見たい」というところから
cut to the chase = 追跡シーンに飛ぶ → さっさと要点をいう
というイディオムが生まれました。20世紀初頭の映画は無声だったため、観客にとってクライマックスシーンまでのストーリーはつまらなかったのです。
We don’t have time. Let me cut to the chase.
時間がない、単刀直入に言わせてくれ。
I couldn’t wait so I cut to the chase and asked him if he likes me.
待てなかったら彼に私のことを好きかどうか単刀直入に聞いた。
海外ドラマに出てきたcut to the chase

出典:SUITS
SUITSのシーズン1エピソード3では弁護士ハーヴィーが特許侵害に関するケースを担当しています。そこで相手側と示談金の額を電話越しに話しているシーンです。
(ジョージが電話に出る)
ジョージ:Harvey, how are you doing this fine day?
(ハーヴィー、調子はどうだい?)
ハーヴィー:I’m ready to hear your settlement offer, George.
(示談金を言ってくれジョージ。)
ジョージ:Cutting to the chase. I like that.
(速攻で本題に入るのね。いいね。)
ハーヴィー:What’s the number?
(いくらだ?)
ジョージ:Ten million.
(1000万ドルだ。)
出典: SUITS Season 1 Episode 3
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