英語には一つの単語に複数の意味がありますよね。
それを覚えたとしてもさらに句動詞というのがあり、別の単語と組み合わせることでまた別の意味を持ちます。
これらは一つ一つ理解していく必要があります。今回は種類が多い、comeの中からcome acrossをご紹介します。
come across の意味
come across
①(主語が)〜な印象を与える、〜のように思われる
②(偶然に物や人を)見つける、見かける
③(気持ちや考えが)伝わる、理解される
三つの意味がありますので、それぞれ詳しく解説していきます。
①(主語が)〜な印象を与える、〜のように思われる
これは誰かが他の人に〇〇のような印象を与える時、に第三者的目線で使われます。
〇〇の中には、例えばシャイ、真面目、フレンドリーなどその人の特徴を表す名詞や形容詞が入ります。seemに似た表現でもあります。
この意味でcome acrossを使う時は as をつけてその後に特徴を入れます。
また bit of を入れて、come across as a bit of 〜 で「ちょっと〜のように見える」という表現もよく使われるので覚えておくと良いでしょう。
come across as 〜 → 〜のような印象を与える、〜のように見える
come across as a bit of 〜 → ちょっと〜のように見える
Tony comes across as a bit of a nerd.
トニーってちょっとオタクっぽいよね。
The woman came across as very self-confident in the job interview.
その女性は面接中、とても自分に自信があるように見えた。
②(偶然に物や人を)見つける、見かける
この意味のポイントは「偶然に」というところです。誰かに会いに行く時や何かを探しに行く時にはcome across は使いません。
また物理的に、「会う/見る」だけでなく、例えば「知らなかった単語を見つける」、「問題に直面する」という場合にもcome acrossを使えます。
When I was reading a book, I came across a vocabulary that I’m not familiar with.
本を読んでいた時に知らない単語を見つけた。
I have never come across any celebrities in my life.
人生で一度も有名人を見かけたことがない。
③(気持ちや考えが)伝わる、理解される
誰かの考えや感情が、書物や映画、音楽、スピーチなどを通して他の誰かに伝わる時に使います。
His enthusiasm came across clearly.
彼の熱意がはっきりと伝わってきた。
It is always hard to come across new ideas.
新しいアイデアに共感してもらうのは常に難しい。
comeを使った別の句動詞も解説していますので、よかったらご覧ください。
海外ドラマで使われていた come across

出典:SUITS
アメリカの人気弁護士ドラマ、SUITSからcome acrossが使われていた2つのシーンを紹介します。
シーン1
新人弁護士のマイクにはハーヴィーとルイスという二人の上司がいます。
この時マイクはハーヴィーから特許侵害に関する案件を任せられていました。しかし特許の経験がなかったマイクは、他の同僚と仕事を交換していました。
それを知ったそもう一方の上司であるルイスがマイクに詰め寄るシーンです。
ちなみいルイスは典型的な「嫌な上司」でマイクは彼をあまり好きではありません。
ルイス:If you didn’t know how to file a patent, then why didn’t you just run to Harvey?
(特許申請のやり方を知らないんだったら、なぜハーヴィーとのことにいかなかった?)
マイク:He was busy.
(忙しそうだったから。)
ルイス:But you see, Mike, that’s why you come to see me.
(でもマイク、俺がいるじゃないか。)
マイク:(立ち去ろうとする)
ルイス:Look, Mike, I know I can come across a bit prickly. But we’re a team here. That means I’m here to help.
(マイク、俺が怒りっぽい印象なのは分かってる。でも俺たちはチームだ。助けてあげられる。)
マイク:Okay. All right.
(分かったよ。)
出典:SUITS Season 1 Episode 3
これは①の意味ですね。
シーン2
弁護士のハーヴィーと部下のマイクにはある約束があります。それは「二度と麻薬を使用しないこと」。元々麻薬の密売人をやっていたマイクにハーヴィーは辞めろと言ったのです。
しかし、マイクの別の上司であるルイスの巧妙な罠にハマり、顧客と接待で麻薬を吸ってしまいます。麻薬でフラフラのマイクはハイのまま仕事場に戻ってきてしまいました。
そこでハーヴィーにバレてしまいました。でもマイクが悪いわけではなく、ルイスが悪いのです。しかしハーヴィーは理由を聞こうともしませんでした。
そのことを言うようにレイチェルが説得するシーンです。
レイチェル:You let him down? No. The way I see it, he let you down.
(ハーヴィーを失望させた?違うわ。彼があなたを失望させたのよ。)
マイク:What?
(何言ってんの?)
レイチェル:He’s got to know what Louis is capable of. So if he didn’t listen to what happened, it’s ‘cause he didn’t want to. Mike, you need to tell him.
(ルイスがどんなことする奴かはハーヴィーは知っておくべき。何があったか聞かなたったかってことは聞きたくなかったんだわ。マイク、彼に言うべきよ。)
マイク:I don’t know how often you’ve come across Harvey, but he’s not exactly the listening type.
(君がどれだけハーヴィーにあったことあるか知らないけど、彼は人の話を聞くタイプじゃないよ。)
レイチェル:Right. But he’s also the first person that would tell you never to take no for an answer. From anyone.
(そうね。でも彼は「誰に対しも引き下がるな」て言うタイプよ。)
出典:SUITS Season 1 Episode 3
これは②の意味ですね。
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